デザインが負の方向に働く危険性
商業デザインとは、「その商品をより売る(広告デザイン)」「その商品をより便利に使えるようにする(機能デザイン)」ためにあります。
が、上記の力を持つという事は、逆にデザインを間違えると負の方向に働く危険性があります。
http://labaq.com/archives/51827470.html
こちらの記事を見て驚いたのですが、通常ならばジュースと間違えないであろう液体洗剤が、見事にジュースに見えてしまいます。
中央に「BakingSoda」という字が書いてありますが、その単語の意味がわからない子供相手には危険ですね。
では「フルーツの香りの洗剤という事をアピールしたい」「でもジュースと間違われたくない」場合、どうすれば良いか。
文字で書くのは上記の通り、主に誤飲を起こしそうな対象に対して危険性がぬぐえませんので…
■ラベルに洗濯物を描く
■ボトルキャップとTシャツの形にする
■ボトルの体積(重量)を増やし、粘り気を増す(コップに注いで飲まなければいけないようにし、注ぐ時点で粘り気で違和感に気づかせる)
あたりでいかがでしょうか。
またOPENSSLに脆弱性が見つかったそうです。
今度は、トラップサイトでログイン動作をした時のみ発生するという事で、危険性でいえば自分が何もしなくても問答無用でIDやPassを抜かれる可能性のあったHeartbleedよりずっと下、というか最近ではもう「よくある危険度の脆弱性」といってしまっていいレベルのものです。(こんなのがよくあるケースとか、嫌な話ですね。)
詳細は元記事をどうぞ
http://www.appps.jp/88572/
今回のキーとなるのはOpenIDで、最近よくみかける「googleアカウントでログイン」とか「FacebookIDでログイン」的な仕組みの不備を突いたもののようです。
ただし、たとえ上記のリンクをうっかり押してしまったとしても、「アプリを許可するよう求められ」るとの事で、正しい動作であればいちいちこんなメッセージはでませんので(よく連動アプリを使う方ならおわかりかと思いますが、アプリの認証がはいるのは普通初回だけです)、そうそうひっかかる方はいないかと思います。
可能性はあるよ、程度の話ですが、注意するにこした事はありませんね。
ちなみに弊社では「面倒くさい事こそ最大のセキュリティだ」というモットーのもと、OpenIDもオンラインパスワード管理ツールもつかわず、しかも全てのサービスでIDとパスワードをバラバラにして管理しています。
本気で面倒くさいですハイ。
全席電源ありっぽい大宮のカフェ「PIER’S CAFE」
おいおい、突然デザインとまるで関係ない話かよ、と思われるかもしれませんが、今回は99%関係ありません。
ですが弊社の地元大宮関係の話です。
前々から言ってみたいな…と思っていた「PIER’S CAFE」にいってみました。
場所は東口のKFCがあったところ。googlemapのストリートビューだといまだにKFCの写真が残っていたりしますので(4/29時点)分かりやすいかもしれませんね。
「ベーカリーカフェ」と堂々と謳っているとおり、カウンター前にはパンが並んでいます。
置いてあるパン籠の数から、10種類前後+サンドウィッチのラインナップと思われます。
ちょうど入店したときに「焼きたてです」といって新しいパンがでてきましたので、店内に調理設備がある可能性もあります。
このカフェの特徴的な点は2つ。
(1)見た限り全席に電源がついていること。
電源があるカフェは今では珍しくありませんが(秋葉原のヨドバシ前のMacとか重宝します)このカフェ、2人席にも電源がついています。
そのせいか、ノートPCを広げている人を複数みかけました。
充電器を持ち歩いている人なら、一息いれながら充電できてよいかもしれません。
(ちなみにフリーwifiがあるかどうかは不明です。弊社のポリシーとして、フリーLANは絶対使わない事にしていますので確かめていないのです)
騒音のレベルもかなり低いので、2人でしたら打ち合わせにも良いかと思います。
※今回入ったのは2階席ですが、2人かけ以上のテーブルはなかったため、3人以上には向いていないと思われます。
(2)パンが本気でおいしい事。
実はショッピングモール等のベーカリー巡りが趣味の一つだったりしますが、今回食べたチーズとベーコンをデニッシュ生地で巻いたパンは、かなり上位に食い込む美味しさでした。
なおもうひとつ「クイニーアマンシュー」を食べてみたのですが、
こちらは女性の方及び胃の弱い方はご注意かもしれません。
軽そうな見た目に反して、中身のクリームの量が半端ではありません。
食べる時はある意味覚悟がいりそうです。
たまにはこういったブログもいかがでしょうか…?
これからも大宮・さいたま関連のネタは時折書いてみたいと思います。
「無添加」は安心なのか?
おいおい、突然デザインとまるで関係ない話かよ、と思われるかもしれませんが、ちゃんと関係があります。
「ノンシリコンシャンプーは安物成分でぼったくり?シリコン悪玉論、無添加礼賛のウソ」という記事を読んでおりましたら、最後のほうに
「無添加という魔法の言葉」というくだりがありました。
前々から思っていたのですが、「無添加=絶対安全」であったり「天然由来の成分=絶対安全」「オーガニック=絶対安全」であったりすることはありません。(無論その逆でもなく、「時と場合による」という、にえきらない状態こそが事実です。)
専門的な知識がなくとも、調べればその事がわかります。
で、なにがデザインと関係あるん?て話ですが…
「こういった売り方、こういうデザインもあるんだなあ」と改めて思ってしまった、という話です。
デザインとは何か…一般的には「かっこいい見た目を作る=デザイン」と思われているかもしれませんが、
少なくとも私達の仕事であるアド(広告)デザインの分野では、
「その商品なりサービスをより売れるようにするための戦術・提案」=「デザイン」です。
極端な話、その商品なりサービスがより売れるのであれば、通常レベルより逆にかっこわるい見た目になっても、それは優れたデザインである、と言えます。
さて、デザインは何も「見た目」だけには留まりません。
キャッチコピーを含む「言葉」の分野、いわゆるコピーライターさんのテリトリーもやはり「デザイン」の一種です。
実は私達アドデザインの人間も(自分の体験のみの話ですので全てそうとは言い切れませんが)、コピーライティングの修練は積んでいます。広告に於いてビジュアル・グラフィックとキャッチコピーは切り離せないためです。
共に「ものを売る」ためには欠かせない要素であり、弊社がお客様のご要望に応じて、ホームページの原稿の下書きをさせて頂いているのも、客目線で「こういう情報が欲しい、こういうところから買いたい」というソースが売るために不可欠であるためです。
ですがやはり、専門のライターはすごいな…と関心してしまうのは、上記のような
「無添加」や「天然由来」などの言葉に、その商品をより売れるようにする「概念」を付け加える事に成功しているからです。
言葉の技術といいますか、すごいと思います。
最も、弊社の姿勢としては「それが本当に優れている」と言えるポイントをアピールする、という売り方をしたいと思っています。