ホームページ制作のアレ

Website Design tips array.

あと一歩惜しかった。「note」を試してみた

2014/04/21
先日、「note」というサービスが正式公開されました。 初めて紹介記事を見た時、アオリが「tumblrのような…」という事で興味を惹かれたのですが、 実際さわってみて、実体というか目指すものは違っている、と断言できます。 tumblrは画像、作品など「コレいいよね」といったものを、既存のSNSよりも薄く「無言の共有」ができる仕組みに骨子があり、インフルエンス(拡散する)タイプのシステムですが、noteははっきりと「自分の作品を売る・クリエイター等から作品を買う」事に特化したシステムです。 さて、デザイン制作会社としては「自分の商売に使えるかなコレ?」というのが気になるところですので、 中身も試してみました。 note1 トップです。投稿インターフェイスはtwitterの下にtumblrのメニューくっつけました!感がでています。 ちなみに全体のデザインテイストはモロ好みです。 note2 こちらが長文テキスト投稿画面。バグとかそういうのではありません。 「タイトル」や「本文」のところをクリックすることで文章がかけます。 この次の画面をキャプチャし忘れてしまったのですが(ここが肝心なのに)「公開」ボタンを押すと、 「無料で?それとも有料で?」と聞いてきます。どっちか選ばないと公開されません。「あとで」とかナシです。 このあたりから、いかに「課金」という柱に特化したシステムなのだな、と分かります。 note3 画像の投稿はこんなかんじです。wordpressと同じく、ドラッグ&ドロップですね。 画像には1行コメントがつけられますが、コメントはそれぞれの画像をクリックしないと表示されないようです(一覧状態では画像の題名のみ表示) note5 ここはちゃんと撮りました。「この画像は○円払えばみられるよー」的な設定が気軽にできます。 ちなみにものすごくアダルトコンテンツに適していそうに思われるかもしれませんが、利用規約でアダルト系は禁止されています。 あと情報商材も、ぼかしではなくはっきり禁止となっています。 note7 つぶやき画面。 これは正直、必要なのかな…とは思いました。運営側によると「クリエイターとFanとのコミニュケーションのためのツール」との事です。 画像も貼れますが、この投稿タイプは課金システムがありません。 で、タイトルに戻って、なにが「あと一歩惜しかった」のかと言いますと、 (1)サービスインしたばかりのサービスに求めるのは酷かもしれませんが、外部連携のAPIがない。 これがないと、WEB屋としてはかなり使い勝手が縛られてしまい、辛いです。 (2)オリジナルドメイン対応をしていない。 これまたサイト構築の一助、としては辛いところですね。できたら自分のドメインに流したいところですし。 (3)検索がない。 そんなあほな、と思われるかもしれませんが、検索ボタンがありません。 もしかしたらどこかにあるかもしれませんが、「探しても見つからなかった」時点で無いのと一緒です。 左上のランダムジャンプボタンと「おすすめユーザー」でランダムにでてくるだけが、クリエイターを探す方法というのは辛いものを感じます。 (4)名前がまずい。 普通、こういったサービスは名前+APIとか名前+使い方とかで検索してハウツーを探すなりするのですが、 「note」は一般名詞すぎて、世界一のサービスにでもならない限り正確に目的にヒットしないのではないかと思われます。 ——– とはいえ、サービスインしたばかりのものですので、(4)以外はこれからの改良に期待したいところです。